■建物特徴(建物設計のポイント)
自然との交流をテーマに、起伏に富んだ地形を最大限に利用した配置計画がなされた。外からは境界壁によってまったく全貌を伺い知ることができない。内部の秘めやかな荘厳性を意図する設計である。地形的特性により、構成の明快さにも関わらず空間の迷路的覆層性をもち、旧旅館の空間への記憶につなげるべく、過去と現在の交錯する迷路性を生み出している。
設計 | アモルフ(竹山聖・萩津郁夫) |
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施工 | 竹中工務店 |
施主 | 株式会社 強羅花壇 |
工期 | 1988年4月〜1989年7月 |
■建物概要
敷地面積 | 17,461.72平方メートル |
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建築面積 | 2,950.25平方メートル(既存部分460.41平方メートル) |
延床面積 | 9,458.16平方メートル(既存部分606.18平方メートル) |
構造・階数 | 本館地上6階・客室棟地上5階 |
■仕上げ
屋根 | 硫化銅版一文字葺き・アルミ段葺き(日建板)瓦葺き |
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外壁 |
漆喰調塗装(ナックベース/四国化研) コンクリート小叩き・アクリルリシン厚吹き |
開口部 | 小松・アルミ・スチール(新日軽) |